「主体」の誕生
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「主体」の誕生
(「世界史」の哲学 / 大澤真幸著, 近代篇 ; 1)
講談社, 2021.5
- タイトル別名
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主体の誕生
- タイトル読み
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「シュタイ」 ノ タンジョウ
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注記
初出: 「群像」2016年11月号-2018年10月号 (2017年6月号をのぞく)
内容説明・目次
内容説明
近代科学と小説—資本主義という宗教の二面性を照らし出す二つの言説。近代はすでに「われわれの時代」である。「自由」「平等」「人権」…貨幣経済の下に生きる現在のわれわれの価値観をなす概念はもとより、感受性すらも主としてこの時代に作られ、ずっと維持されてきた。その根源に肉薄する。
目次
- 失敗した贋金作り
- カトリックの政治革命/プロテスタントの精神革命
- 貨幣論への迂回
- 貨幣の抽象化作用
- 資本主義の猥褻な精神
- 黙示録的ゲーム
- “金銀/紙幣”としての貨幣
- 商品の救済/人間の救済
- 召命と階級
- 終わりなき終わり
- 予定説の効果
- 予定説がとり残したもの
- 〈増殖する知〉のふしぎ
- 銀行というなぞ
- 二つのスペキュレーション
- 剰余権力
- 〈主体〉の産出
- 最初の小説
- 小説の不安
- 神に見捨てられた世界の叙事詩…なのか?
- 虚構性の勃興
- 役に立たない辞典
- 小説的衝動の帰趨
「BOOKデータベース」 より