聖母の美術全史 : 信仰を育んだイメージ

書誌事項

聖母の美術全史 : 信仰を育んだイメージ

宮下規久朗著

(ちくま新書, 1578)

筑摩書房, 2021.6

タイトル読み

セイボ ノ ビジュツ ゼンシ : シンコウ オ ハグクンダ イメージ

大学図書館所蔵 件 / 174

この図書・雑誌をさがす

注記

主要参考文献: 巻末p1-14

内容説明・目次

内容説明

二〇二〇年四月、一枚の聖母像の前でフランシスコ教皇は、新型コロナと戦う連帯を全世界に呼びかけるミサを行った。今も昔も、悩み苦しむ人びとが求めるのは、「母なるもの」のイメージなのだろう。イコンをその源に持つ聖母は「受胎告知」「ピエタ」「無原罪の御宿り」など様々な主題を生み、祈りの対象としてのみならず、西洋美術史を強く牽引した。聖母像の起源から、ルネサンス、バロック、日本の南蛮美術やお掛け絵、現代美術に至るまで、その大潮流を追いかける比類なき美術史。

目次

  • はじめに 聖母と美術—なぜ信仰を集めるのか
  • 第1章 聖母像の成立—イコンと黒い聖母
  • 第2章 中世の聖母—涙と乳
  • 第3章 ルネサンスの聖母—「美術の時代」の始まりと危機
  • 第4章 バロックの聖母—危機の時代の幻視と爛熟
  • 第5章 聖母像の広がり—植民地・民衆への浸透
  • 第6章 東洋の聖母—インド・中国・日本への伝播と変容
  • 第7章 近現代の聖母—衰退から変奏へ

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ