藤原仲麻呂 : 古代王権を動かした異能の政治家

書誌事項

藤原仲麻呂 : 古代王権を動かした異能の政治家

仁藤敦史著

(中公新書, 2648)

中央公論新社, 2021.6

タイトル読み

フジワラノ ナカマロ : コダイ オウケン オ ウゴカシタ イノウ ノ セイジカ

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注記

参考文献: p250-254

年譜: p255-258

内容説明・目次

内容説明

古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。皇子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。

目次

  • 序章 藤原氏嫡系の「次男」
  • 第1章 藤原四兄弟の死—天然痘流行と政治危機
  • 第2章 叔母光明皇太后の寵愛—聖武から孝謙天皇へ
  • 第3章 恵美家政権の確立へ—淳仁天皇擁立まで
  • 第4章 仲麻呂の政策—七年間の大変革
  • 第5章 藤原仲麻呂の乱—天平宝字八(七六四)年
  • 終章 藤原仲麻呂は歴史に何を残したか

「BOOKデータベース」 より

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