東京復興ならず : 文化首都構想の挫折と戦後日本

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東京復興ならず : 文化首都構想の挫折と戦後日本

吉見俊哉著

(中公新書, 2649)

中央公論新社, 2021.6

タイトル読み

トウキョウ フッコウ ナラズ : ブンカ シュト コウソウ ノ ザセツ ト センゴ ニホン

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注記

引用・参考文献: p297-302

内容説明・目次

内容説明

空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会のたびに、破壊と大規模開発を繰り返し巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった…。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構想しなおす。

目次

  • 序章 焼け野原の東京で—「復興」としての戦後を問い返す
  • 第1章 文化国家と文化革命のあいだ—文化による復興とは何か
  • 第2章 文化首都・東京を構想する—南原繁と文教都心構想
  • 第3章 より高く、より速い東京を実現する
  • 第4章 カルチャーの時代とその終焉—東京からTOKYOへ
  • 終章 東京は復興したのか—挫折の戦後史の奥底から

「BOOKデータベース」 より

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