子育て罰 : 「親子に冷たい日本」を変えるには
著者
書誌事項
子育て罰 : 「親子に冷たい日本」を変えるには
(光文社新書, 1143)
光文社, 2021.7
- タイトル別名
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親子に冷たい日本を変えるには
- タイトル読み
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コソダテバツ : オヤコ ニ ツメタイ ニホン オ カエル ニワ
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収録内容
- 「子育て罰」を作った3つの政治要因 / 末冨芳著
- 「子育て罰」と子どもの貧困 / 桜井啓太著
- 「子育て罰大国」はどのようにして生まれたか / 末冨芳著
- 「子育て罰」大国から「子育てボーナス」社会へ! / 末冨芳, 桜井啓太述
- 「子育て罰」をなくそう / 末冨芳著
内容説明・目次
内容説明
少子高齢化が加速する日本において、出生数の回復は急務であるにもかかわらず、日本は諸先進国に比して家族関連社会支出が極端に少ない。子育て世帯に福祉的「ボーナス」を与えるどころか、金銭的にも社会的にも「罰」を与える政策により、日本の少子化対策は完全に失敗している。子育てを「自己責任」とみなし、親子を苦しめる社会・政治の制度・慣行を、本書では「子育て罰」と定義。九月入学問題や高所得世帯の児童手当廃止、「こども庁」の政治利用等に鋭く切り込んできた教育学者の末冨芳氏が、日本から「子育て罰」をなくし、再び「親子にやさしい国」にするための方策を論じる。学術用語「child penalty」から「子育て罰」という訳語を生んだ社会福祉学者・桜井啓太氏の論考、末冨・桜井両氏による対談も収録。
目次
- 第1章 「子育て罰」を作った3つの政治要因(本書における「子育て罰」の定義;「子育て罰」を生み出してきた政治の3つの課題 ほか)
- 第2章 「子育て罰」と子どもの貧困(「チャイルド・ペナルティ」を「子育て罰」と訳した理由;「子育て罰」と「子どもの貧困」の関係 ほか)
- 第3章 「子育て罰大国」はどのようにして生まれたか(子育て罰社会の治療法;「公的領域」から追い出されてきた子どもと女性 ほか)
- 第4章 対談「子育て罰」大国から「子育てボーナス」社会へ!(末冨芳×桜井啓太)(「子育て罰」の誤解;「子育て罰」と貧困 ほか)
- 第5章 「子育て罰」をなくそう—失敗を受け入れ、「親子にやさしい日本」に変えるために(少子化対策の「失敗学」と「子育て罰」をなくすステップ;「親子にやさしい日本」を支える子ども・家族対策へ ほか)
「BOOKデータベース」 より