農業消滅 : 農政の失敗がまねく国家存亡の危機

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農業消滅 : 農政の失敗がまねく国家存亡の危機

鈴木宣弘著

（平凡社新書, 979）

平凡社, 2021.7

タイトル読み

ノウギョウ ショウメツ : ノウセイ ノ シッパイ ガ マネク コッカ ソンボウ ノ キキ

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内容説明・目次

内容説明

徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの３０年で１・５倍に膨らむ一方、食料自給率は３８％まで低下。農家の総収入は１３・５兆円から１０・５兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、“農業消滅”が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。

目次

  • 序章　飢餓は他人事ではない
  • 第１章　２００８年の教訓は生かされない
  • 第２章　種を制するものは世界を制す
  • 第３章　自由化と買い叩きにあう日本の農業
  • 第４章　危ない食料は日本向け
  • 第５章　安全保障の要としての国家戦略の欠如
  • 終章　日本の未来は守れるか

「BOOKデータベース」 より

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