北方領土交渉史
著者
書誌事項
北方領土交渉史
(ちくま新書, 1601)
筑摩書房, 2021.9
- タイトル読み
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ホッポウ リョウド コウショウシ
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注記
略年表: p10-11
参考文献: p315-318
内容説明・目次
内容説明
雪解けが近づいたこともあった。しかし現在、ロシアとの交渉には冷たい氷の壁が立ちふさがり、「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。戦後、歴代総理や官僚たちが使命感のために、政治的レガシーのために、あるいは野心や功名心に突き動かされて、この困難に挑み続けてきた。そして、ゆっくりとであっても前進していた交渉は、安倍対露外交で明らかに後退してしまったのだ。その舞台裏で何が起こっていたのか。国家の根幹をなす北方領土問題を、当時のインサイダー情報も交えて子細に辿りながら、外交交渉の要諦を抽出する。
目次
- プロローグ プーチンとの“虚ろな約束”
- 第1章 歴史の「忘却」—宿命の対米依存
- 第2章 政治家の野望と北方領土
- 第3章 もう一つの「バックチャンネル外交」
- 第4章 外務省主導の原点・変化・分裂
- 第5章 安倍対露外交—敗北の構造
- 第6章 北方領土はどれだけ遠のいたか
- エピローグ なぜ北方領土問題は解決しないのか
「BOOKデータベース」 より