記憶の切繪図 : 七十五年の回想
著者
書誌事項
記憶の切繪図 : 七十五年の回想
(ちくま学芸文庫, [シ20-6])
筑摩書房, 2021.9
- タイトル別名
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記憶の切繪図 : 七十五年の回想
- タイトル読み
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キオク ノ キリエズ : ナナジュウゴネン ノ カイソウ
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注記
筑摩書房2008年刊を文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
300年以上の超難問であった「フェルマーの最終定理」が1995年A.ワイルズによって解決された。その際多大な貢献をしたのが「志村予想」であった。志村多様体論や高次虚数乗法論で知られる世界的数学者・志村五郎の自伝的随想。幼少期、学生時代、プリンストンでの研究生活、さまざまな時代の追想を交え75年の人生におけるエピソードを時に辛辣に、時に滋味深く綴る。特にアンドレ・ヴェイユ、カール・ジーゲル等、数学者との交流と評価、「志村予想」への自身唯一の言及は興味深い。
目次
- 切繪図の世界
- 茶色のランドセル
- 宇宙の構造
- 子供の悩み
- 中学では
- 終戦前後
- 死について
- いかに学んだか
- 邪念と〓慢
- 大学の三年間
- 数学者としての出発
- 教える身になって
- フランスでは
- プリンストン研究所では
- 東京に帰って
- 大坂での一年
- 再びプリンストンに
- なぜあの文章を書いたか
- 所かわれば
- ユー・ウィル・ファインド・アウト
- 向う側
- 方程式を解くとは
- 知の継承が生む創造力
- あの予想
「BOOKデータベース」 より