ウィトゲンシュタイン『哲学探究』という戦い

書誌事項

ウィトゲンシュタイン『哲学探究』という戦い

野矢茂樹著

岩波書店, 2022.2

タイトル別名

Struggles named Philosophical investigations

ウィトゲンシュタイン哲学探究という戦い

タイトル読み

ウィトゲンシュタイン テツガク タンキュウ ト イウ タタカイ

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注記

本書で言及したウィトゲンシュタインの著作: 巻末p8

内容説明・目次

内容説明

ウィトゲンシュタインの主著である『哲学探究』は現代哲学に巨大な影響を与え、また哲学を越えて注目され続けてきた。しかし断片的な考察を連ねているように見える特異なスタイルのため、その全体像を捉えることは困難であり、『哲学探究』を読む者は自分の気に入った箇所を拾い集めていくにとどまりがちだった。著者は、三十年以上にわたる研究を踏まえ、いよいよ全貌を解き明かそうと立ち上がる。『哲学探究』という二十世紀を代表する豊かな知の旅を、読者は本書において体験するだろう。

目次

  • 語は対象の名前なのか
  • 名指すとはどういうことか
  • 分析への誘惑
  • 本質の探究からの決別
  • 「理解」の罠
  • 規則に従う
  • 感覚を語る言語
  • 思考の神話
  • 私だけが“これ”をもっている
  • 志向性の正体
  • 言葉は生の流れの中で意味をもつ
  • 心的概念の道具箱
  • 意志する・意図する・意味する

「BOOKデータベース」 より

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