書誌事項

魔女狩りの社会史

ノーマン・コーン著 ; 山本通訳

(ちくま学芸文庫, [コ52-1])

筑摩書房, 2022.3

新版

タイトル別名

Europe's inner demons : the demonization of Christians in medieval Christendom

タイトル読み

マジョガリ ノ シャカイシ

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注記

岩波書店 1999年刊の文庫化

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

「幼児を殺して貪り喰い、近親相姦を行い、十字架に唾をかけ、魔王を崇拝する」—近世のキリスト教世界において激しく非難された「魔女の社会」は、すべてが捏造されたものにすぎない。では、それらの言説はどのような伝統を持ち、いかにして「魔女たち」と結びつき、そして「魔女狩り」に寄与してきたのか。厳密な資料読解を通して、排除と迫害が生み出される条件とその仕組みを明らかにする。また、近代の魔女狩り研究が、どのようにその過ちを増幅し流通させることになったのかについても徹底的に検証する。

目次

  • 古代における序幕
  • 悪魔とその力にかんする見解の変化
  • 中世の異端の悪霊化
  • テンプル騎士団の壊滅
  • 儀礼的魔術の実在
  • 悪霊を崇拝する魔術師は存在しなかった
  • 魔女の社会は実在しなかった
  • 民衆の想像の中での夜の魔女
  • 魔女狩りの開始についての誤った通説
  • 魔女狩りは実際に、どのように始まったのか

「BOOKデータベース」 より

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