玉ころがし
著者
書誌事項
玉ころがし
(ものと人間の文化史, 188)
法政大学出版局, 2022.7
- タイトル別名
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玉ころがし
- タイトル読み
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タマコロガシ
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注記
参考文献: p341-351
人名索引: 巻末pi-v
内容説明・目次
内容説明
失われた遊技を思い出す。明治初期、香具師の露天営業で流行し、「ジャパニーズ・ローリング・ボール」として興行師とともに国外へ伝播し、「スキー・ボール」にかたちを変えて今日まで継承される。「もの」と「人間」の移動によって発展し、消えていった幻の遊技の通史。
目次
- ビリヤード(玉突き)とバガテール(玉ころがし)の起源
- 江戸末期、バガテールが玉ころがしとなる
- 明治一一年、玉ころがし、新聞初登場
- 木村荘八『東京の風俗』の玉ころがし
- 明治一五年五月、玉ころがし営業に警察の鑑札
- 尾崎紅葉『紫』の玉転がし
- 明治二九年、櫛引弓人が玉ころがしをアメリカへ
- 明治三四年、片山潜『渡米案内』
- 米国の玉ころがし、台湾の玉ころがし、朝鮮の玉突き
- 明治三七年、セントルイス万博の玉ころがし
- 永井荷風と田村松魚の玉ころがし
- 明治四〇年、前田河広一郎の玉ころがし
- 明治四〇年、「スキー・ボール」発明さる!
- 日米の玉ころがし特許と大正五年のスキー・ボール改良特許
- 大正一〇年、中山岩太夫妻、ライビーチで玉ころがし
- 大正一〇年、めりけんじゃっぷ、長谷川海太郎の玉ころがし
- 排日移民法下の玉ころがしとスキー・ボール
- 「浅草紅團」の射的、玉ころがし、パチンコ
- 松屋スポーツランドのスキイ・ボオリング
- 真珠湾攻撃、玉ころがし消える
- 戦後のパチンコと玉ころがし
- 昭和三三年、最後の玉ころがし
「BOOKデータベース」 より