三島由紀夫論
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書誌事項
三島由紀夫論
新潮社, 2023.4
- タイトル読み
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ミシマ ユキオ ロン
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注記
主要参考文献: p667-670
初出一覧: p[671]
内容説明・目次
内容説明
最後の作品『豊饒の海』で、なぜ三島は転生や唯識論を盛り込んだ、長大かつ難解な物語を書いたのか?そして、楯の会とは何だったのか?―三島が命を絶った45歳に近づいた著者は、少年時代以来の疑問を解くべく、膨大な作品群と向き合い、その生と死の必然性を「テクストそのもの」の中から見出してゆく。『仮面の告白』、『金閣寺』、『英霊の声』、『豊饒の海』の4作品の精読を通して、文学者としての創作活動と、「天皇主義者」としての行動とを一元的に論ずる。執筆開始から23年、実証性に裏づけられた透徹した分析と考察、実作者ならではの理解によって、三島の生涯と思想をスリリングに解明する決定版三島論。
目次
- 1 『仮面の告白』論(執筆の背景;「私小説」 ほか)
- 2 『金閣寺』論(虚実を巡って;「絶対」とは何か? ほか)
- 3 『英霊の声』論(三十代後半の三島由紀夫;「身を挺したい」もの ほか)
- 4 『豊饒の海』論(シンメトリー;『日本文学小史』の構造 ほか)
「BOOKデータベース」 より