社会思想史講義
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社会思想史講義
(ちくま学芸文庫, [シ44-1])
筑摩書房, 2023.8
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シャカイ シソウシ コウギ
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Note
有斐閣1998年刊の文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献: p254-256
書名索引: p267-268
人名索引: p269-271
事項索引: p272-276
Description and Table of Contents
Description
社会思想は、その時代の社会がかかえる問題を解決しようと、思想家が格闘しつつ生みだすものである。本書はルネサンス以降の歴史を、3つの流れで捉える。すなわち、民主主義・資本主義社会はいかなる思想的過程で形成されたか、近代社会に顕在化した問題を解決するためどのような社会思想が生み出されたか、そして20世紀以降どのような問題が発生したか。著者が指摘する「現代社会の問題」とは、個人の自立性を押しつぶす官僚制化・大衆社会化・管理社会化であり、さらに資本主義社会の矛盾・弊害の克服を目指したはずの社会主義諸国の行き詰まりまでを含む。長らく読み継がれてきた簡潔で定評ある入門書。
Table of Contents
- 第1章 近代的人間の登場
- 第2章 個人の自立と自由
- 第3章 民主主義思想の誕生
- 第4章 民主主義思想の発展
- 第5章 啓蒙思想の展開とロマン主義
- 第6章 「市民社会」への反省
- 第7章 初期社会主義思想
- 第8章 マルクスの人間解放思想
- 第9章 マルクスの共産主義思想
- 第10章 フェビアニズムと社会民主主義
- 第11章 マルクス主義思想の展開
- 第12章 合理化と官僚制の問題
- 第13章 大衆社会の様相
- 第14章 管理社会の本質
- 第15章 日本の近代化と社会思想
- 第16章 現代日本社会の諸課題
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