書誌事項

晩酌の誕生

飯野亮一著

(ちくま学芸文庫, [イ54-4])

筑摩書房, 2023.11

タイトル読み

バンシャク ノ タンジョウ

大学図書館所蔵 件 / 79

注記

参考資料・文献一覧: p362-375

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

万葉の昔からはじまり、江戸時代に花開いた日本人の家飲み。当初健康のため、安眠のために飲まれていた「寝酒」は、灯火の発達とともにゆっくり夜を楽しむ「内呑み」へと変わっていく。飲まれていたのは濁酒や清酒、焼酎とみりんをあわせた「本直し」等。肴は枝豆から刺身、鍋と、現代と変わらぬ多彩さ。しかも、振り売りが発達していた江戸の町では、自分で支度しなくても、家に居ながらにして肴を入手することができた。さらに燗酒を売る振り売りまでいたため、家に熱源がなくても燗酒が楽しめた。驚くほど豊かだった日本人の家飲みの歴史を繙く。

目次

  • 序章 酒は百薬の長
  • 第1章 万葉集に詠まれた独り酒
  • 第2章 中世の独り酒
  • 第3章 晩酌のはじまり
  • 第4章 明かりの灯る生活
  • 第5章 灯火のもとでの外食
  • 第6章 江戸庶民の夜間の暮らし
  • 第7章 江戸で花開いた晩酌文化
  • 第8章 晩酌の習慣が広まる
  • 第9章 多彩な晩酌の肴
  • 第10章 長くなった夜の生活時間

「BOOKデータベース」 より

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