日中15年戦争
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日中15年戦争
(ちくま学芸文庫, [ク37-1])
筑摩書房, 2024.7
- タイトル読み
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ニッチュウ 15ネン センソウ
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注記
1977年10月~1979年6月に教育社から刊行された上・中・下の3巻を合冊して文庫化
参考文献: p725-726
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
1931年から1945年の15年にわたる戦争で、日本はアメリカのみならず中国にも敗北したのだ―著者は、陸軍の企図・満州利権・戦費調達など国内の政治経済的背景に加え、中国側の論理も含めて戦争の経緯を説く。生々しい戦場の実態や兵士の証言など、個々人にも強く焦点をあてた著者特有の記述が、戦争の真の全体像を浮き彫りにし、戦後日本社会の深層に与えた影響も説明する。歴史教育現場からの発言を続けた著者が豊富な史料を交え、人間の内なる「戦争へのあこがれ」に抗すべく、平和への熱情を注ぎこんだロングセラー。
目次
- 概観 日中戦争と太平洋戦争
- 中国革命にはむかうもの
- 乾いた大陸―満州事変
- 満州占領―「王道楽土」の現実
- 上海のたたかい―ある「序曲」
- 万里の長城をこえるとき―「ドミノ理論」のゆくえ
- 統一中国への道
- 日中全面戦争の開始
- 苦悶する中国
- 「国民政府を対手とせず」
- たたかいの日々―徐州・漢口・広東
- 生と死の構造
- 北のくにの「銃後」
- もう一つの「中華民国」―ある「偽国」の成立
- 「点と線」への道
- 「軍国化」の経済構造
- ある「共和国」の誕生―「辺区」の抵抗の構造
- ある中国理解者の生涯―尾崎秀実の生と死
- 日中戦争から日米戦争へ
- たたかいのはてに―12枚のカード
- 終局
「BOOKデータベース」 より