書とはどういう芸術か : 筆蝕の美学
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書とはどういう芸術か : 筆蝕の美学
(中公新書, 2849)
中央公論新社, 2025.3
増補版
- タイトル読み
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ショ トワ ドウイウ ゲイジュツ カ : ヒッショク ノ ビガク
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注記
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
中央公論社1994年刊の増補版
内容説明・目次
内容説明
書は紙と筆と墨の芸術である。墨跡には深度・速度・角度と力が秘められている。書の美は草書体に萌芽し、楷書体とその基本運筆「三折法」の成立により完成したが、そこには石と紙の争闘史があった。筆と紙の接点に生じる力(筆蝕)こそ書の美の核心で、文字でなく言葉を書くところに書の価値はある。甲骨文から前衛書道までを読み解き、書の表現を歴史的、構造的に解明したロングセラーに、新章「現代の作家の書」を収録。
目次
- 序章 書はどのようなものと考えられてきたか
- 第一章 書は筆蝕の芸術である―書の美はどのような構造で成立するか
- 第二章 書は紙・筆・墨の芸術である―書の美の価値はなぜ生じるのか
- 第三章 書は言葉の芸術である―書は何を表現するのか
- 第四章 書は現在の芸術でありうるだろうか―書の再生について
- 第五章 現代の作家の書
「BOOKデータベース」 より