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文学評論

夏目漱石著

(岩波文庫, 緑-11-7-8, 緑(31)-011-7-8)

岩波書店, 1985

改版

タイトル読み

ブンガク ヒョウロン

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注記

底本: 『漱石全集』第10巻(1966.9, 岩波書店刊)

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784003101179

内容説明

英文学者・漱石が「18世紀英文学」のテーマで行なった講義。漱石は日本人としての主体性を鋭く自覚し、また堂々と貫きながら18世紀イギリスの作家と作品に、そうしてその背景をなす社会に切り込んでゆく。外国文学に関心をもつあらゆる人の必読書。

目次

  • 第1編 序言(専門の知識;18世紀という語;文学史は科学か ほか)
  • 第2編 18世紀の状況一般(歴史小説の例;社会的要素としての文学;その重要なる度合 ほか)
  • 第3編 アヂソン及びスチールと常識文学(18世紀文学史の始め方;1700年を基点とする;当時の文学者の団体;スチーヴンの説明 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784003101186

内容説明

下巻では、スウィフト、ポープ、デフォーがとり上げられる。なかでもスウィフト文学の諷刺の特質を『ガリヴァー旅行記』の分析を通じて論じたくだりは圧巻である。

目次

  • 第4編 スウィフトと厭世文学(諷刺家としてのスウィフト;文学は趣味の表現なり;趣味 ほか)
  • 第5編 ポープといわゆる人工派の詩(ポープに対する一般の批評;著者の立場;ポープの作物一覧 ほか)
  • 第6編 ダニエル・デフォーと小説の組立(デフォーの作品;デフォーの作品と時勢;マッソン教授の説 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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