屋根裏の狂女 : ブロンテと共に
著者
書誌事項
屋根裏の狂女 : ブロンテと共に
朝日出版社, 1986.11
- タイトル別名
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The madwoman in the attic : the woman writer and the nineteenth-century literary imagination
- タイトル読み
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ヤネウラ ノ キョウジョ : ブロンテ ト トモニ
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注記
原著の一部訳出
内容説明・目次
内容説明
19世紀の女性作家は,男性が建てて所有している邸宅に住まわなければならなかったばかりでなく、男性作家によって築き上げられた「芸術の宮殿」や「文学の殿堂」の中に取り込まれ、囲いこまれていたのである。女性文学に共通してみられる驚くべき不安は、したがって、自己と芸術と社会を巧みな術策を用いて定義し直すことによって、社会におけると共に文学における閉塞状況から逃れようとする女性の衝動の産物であるとわれわれは信じている。
目次
- 1 王妃の鏡—女性の創造性、女性に対して男性が抱くイメージ、文学に見られる父権の比喩
- 2 文章の中の病い—女性作家と書くことへの不安
- 3 ミルトンの亡霊—家父長制社会の詩と女性の読者
- 4 エミリ・ブロンテの地獄のバイブル
- 5 シャーロット・ブロンテの自我のスペクトル
「BOOKデータベース」 より