ニコマコス倫理学
著者
書誌事項
ニコマコス倫理学
(岩波文庫, 7316-7321,
岩波書店, 1971.11-1973.2
- 上
- 下
- タイトル別名
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Ethica Nicomachea
Ηθικα Νικομαχεια
Ηθικων Νικομαχειων
- タイトル読み
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ニコマコス リンリガク
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ニコマコス倫理学 / アリストテレス [著] ; 高田三郎訳
BB00789561
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ニコマコス倫理学 / アリストテレス [著] ; 高田三郎訳
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大阪公立大学 杉本図書館図書館
上131.4//A76//218611790116179,11790333105,11700421867,
下131.4//A76//218711790116161,11790333097 -
金沢大学 附属図書館中央図文庫・新書
上I131.4:A716n:v.18301-93485-9,8300-01966-9,
下I131.4:A716n:v.28301-93486-7,8300-01967-7 -
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注記
原著の全訳
底本: I. Bywaterの校訂本(Oxford, 1894)
シリーズ番号表示: 第1刷には「7316-7318, 7319-7321」の表示あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784003360415
内容説明
古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。万人が人生の究極の目的として求めるものは「幸福」即ち「よく生きること」であると規定し、このあいまいな概念を精緻な分析で闡明する。これは当時の都市国家市民を対象に述べられたものであるが、ルネサンス以後、西洋の思想、学問、人間形成に重大な影響を及ぼした。
目次
- あらゆる人間活動は何らかの「善」を追求している。だがもろもろの「善」の間には従属関係が存する
- 「人間的善」「最高善」を目的とする活動は政治的なそれである。われわれの研究も政治学的なそれだといえる
- 素材のゆるす以上の厳密性を期待すべきではない。聴講者の条件
- 最高善が「幸福」であることは万人の容認せざるをえないところ。だが、幸福の何たるかについては異論がある。(聴講者の条件としてのよき習慣づけの重要性)
- 善とか幸福とかは、快楽や名誉や富には存しない
- 「善のイデア」
- 最高善は究極的な意味における目的であり自足的なものでなくてはならない。幸福はかかる性質を持つ。幸福とは何か。人間の機能よりする幸福の規定
- この規定は幸福に関する従来のもろもろの見解に適合する
- 幸福は学習とか習慣づけとかによって獲られるものか、それとも神与のものであるか
- ひとは生存中に幸福なひとといわれうるか〔ほか〕
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784003360422
内容説明
アリストテレス(前384‐322)の著作を息子のニコマコスらが編集した本書は、二十三世紀に近い歳月をしのいで遺った古典中の古典である。下巻には、「抑制と無抑制」について述べる第七巻、各種の「愛」を考察する第八・九巻、「快楽」に関する諸説の検討と「幸福」について結論する第十巻を収める。詳細な索引を付す。
目次
- 悪徳・無抑制・獣的状態。ならびにその反対のもの。抑制と無抑制とに関するもろもろの通説
- これらの見解に含まれている困難。以下かかる難点が解きほぐされなくてはならない
- 抑制力のないひとは知りつつあしきことをなすのだとすれば、この場合の「知りつつ」とはどのようなことを意味するか
- 無抑制は如何なる領域にわたるか。本来的な意味における無抑制と、類似的な意味における無抑制
- 獣的なまたは病的な性質の無抑制は、厳密な意味で無抑制とはいえない
- 憤激についての無抑制は、本来的な意味における無抑制ほど醜悪ではない
- 「我慢強さ」と「我慢なさ」との、抑制ならびに無抑制に対する関係。無抑制の二種—「せっかち」とだらしなさ
- 無抑制と悪徳(=放埒)との区別
- 抑制・無抑制に似て非なるもの。抑制も一つの中庸といえる
- 怜悧は無抑制と相容れても、知慮は無抑制と相容れない〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より