精神分裂病 : 分裂性性格者及び精神分裂病者の精神病理学
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書誌事項
精神分裂病 : 分裂性性格者及び精神分裂病者の精神病理学
みすず書房, 1988.1
改版
- タイトル別名
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La schizophrénie : psychopathologie des schizoides et des schizophrènes
- タイトル読み
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セイシン ブンレツビョウ : ブンレツセイ セイカクシャ オヨビ セイシン ブンレツビョウシャ ノ セイシン ビョウリガク
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原書新版の翻訳
内容説明・目次
内容説明
本書の著者ミンコフスキーは、「現実との生ける接触の喪失」という概念によって、単なる臨床的疾患であることを超えた、ある特殊な〈病的な人間〉の人間学的把握をここに試みたのである。この概念は、自閉性から出立する。ミンコフスキーの本書は、その師ブロイラーを乗りこえた新しい理論を打ち立てた—L.ビンスワンガーとともに、哲学の援用を受けることによって、最近精神医学のパイオニア的役割を果たした—ばかりでなく、きめの細かい精神病理学的記述によって、精神分裂病の理解のための一般的案内書として、読書界にながい生命を持ちつづけている。
目次
- 第1章 分裂性と同調性(グレッチュマーの分裂性性格と循還性性格、類分裂性性格と類循還性性格;ブロイラーの分裂性性格と同調性性格;デルマ、ボルによる性格の研究;分裂性、同調性の概念を導入することによって生ずる精神病学の諸問題)
- 第2章 精神分裂病の基本障碍と分裂病的思考(現実との生ける接触;知的痴呆と分裂病的痴呆;分裂病者の空間的思考)
- 第3章 内閉性
- 第4章 分裂病的態度と精神的常同症(病的夢想;類分裂病なる概念の批判、正常夢想と病的夢想;病的不満と単純性類分裂病;分裂病的態度と精神的常同症)
- 第5章 分裂病概念の治療的意義(分裂病に対する「的外れ」の批評について;分裂病概念の治療的意味)
- 第6章 展望(体質的類型学;精神病理学的機構;形の世界;言語)
「BOOKデータベース」 より