夢と構造 : フロイトからラカンへの隠された道
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夢と構造 : フロイトからラカンへの隠された道
弘文堂, 1988.3
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ユメ ト コウゾウ : フロイト カラ ラカン エノ カクサレタ ミチ
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Description and Table of Contents
Description
夢は透明なフォルムであり、テクストである。今最も期待されるラカン派の精神分析学者が、フロイト、ラカン、バルト、レヴィ=ストロース、クラインらの方法をとり入れながら、夢が、主体の欲望に支えられた言語活動そのものであること、とりわけ「文字」を中心としたシニフィアンの動きであることを理論的に明らかにする。さらに夢と妄想の関係についても新視点を提供する。
Table of Contents
- 第1部 テクストとしての夢(夢テクストの構成—人工妊娠中絶後の心因性嚥下障害の精神療法から;夢からの帰路のためのチャート—在と不在の往復運動をたどる)
- 第2部 シニフィアンとしての夢(精神療法の経過中に出現する妊娠と赤ん坊の夢心像について—転移における幻想の構造に関する一試論;精神療法の経過中に出現する「文字」の夢心像について—フロイトからラカンとデリダに至る「エクリチュール」の系譜;ロベルト・シューマンの夢と音楽における「文字」の心像について)
- 第3部 夢から妄想を通って自殺へ(現実生活の象徴的先取りとしての妄想形成—守護妄想の一例をめぐって;精神分裂病の妄想世界における自殺の問題—展望と一つの理解の試み)
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