哲学入門一歩前 : モノからコトへ
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哲学入門一歩前 : モノからコトへ
(講談社現代新書, 916)
講談社, 1988.9
- タイトル読み
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テツガク ニュウモン イッポマエ : モノ カラ コト エ
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内容説明・目次
内容説明
〈実体(モノ)〉的三項図式にかわり、現相世界を網のように織りなす〈関係(コト)〉的存立構制、その結節としてたち顕れる「私」とは、どのようなものか?量子論からイタリアの戯曲まで、多彩なモデルで素描する、現代哲学の真髄!
目次
- 事物に「実体」はない(事物の本体を探ると;自然科学の「物体」像;「量子力学」と原子論;物理的「実在」と認識)
- 認識は「写実」ではない(写像的知覚観の破綻;現象学の雄略と頓挫;現相的世界への定位;観測と実在相の構成)
- 本質はどう仮現するか(個別存在と普遍概念;本質認知の擬直覚性;意味的本質の存立性;2重の物象化的錯認)
- 事態は斯様に妥当する(「所与‐所識」と事態;肯定否定と判断対象;人格的主体の如実相;事態の自他への妥当)
「BOOKデータベース」 より