「通商国家」日本の情報戦略 : 領事報告をよむ

書誌事項

「通商国家」日本の情報戦略 : 領事報告をよむ

角山榮著

(NHKブックス, 559)

日本放送出版協会, 1988.9

タイトル読み

ツウショウ コッカ ニホン ノ ジョウホウ センリャク : リョウジ ホウコク オ ヨム

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注記

参考文献: p209-211

内容説明・目次

内容説明

およそ百年前、明治新政府は世界貿易市場の開拓のために、情報のシステム化に力を注いでいた。新しい国際派官僚、とりわけ領事たちを先頭にして、ヨーロッパ、中国大陸、あるいはアメリカ大陸で、海外市場情報の収集を行ない、当時の世界覇権国イギリスを凌駕するほどの優れた情報組織をつくりあげたのである。本書は、長年にわたり、埋もれていた領事報告資料の分析を行なってきた経済史家による、「通商国家」日本の原像を詳細に描く、研究上のブラインドをついた労作である。

目次

  • 第1部 海外市場開拓をめぐる英・独・日の情報戦略(情報戦略における敗者と勝者—英独貿易摩擦について;開国日本は国際化に、どう対応したか)
  • 第2部 明治前期の海外市場開拓と領事の情報活動(イギリス市場と「貿易事始め」;日本は香港市場をどのようにして開拓したか;中国市場における日本の情報戦略;アメリカ市場の開拓に成功した日本の情報戦略)

「BOOKデータベース」 より

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