角筆のみちびく世界 : 日本古代・中世への照明

書誌事項

角筆のみちびく世界 : 日本古代・中世への照明

小林芳規著

(中公新書, 909)

中央公論社, 1989.1

タイトル別名

角筆のみちびく世界 : 日本古代中世への照明

タイトル読み

カクヒツ ノ ミチビク セカイ : ニホン コダイ チュウセイ エノ ショウメイ

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注記

角筆文献一覧: p297-315

内容説明・目次

内容説明

角筆は木製・竹製等の筆記具であり、尖端で和紙の面を凹ませ文字や絵をかいた。毛筆がおもで紙が貴重であった時代に、角筆は今日の鉛筆のように使われ、その迹は凹線として残る。王朝時代から「かくひち」として物語に登場するが、具体相は不明であった。本書は角筆文献の発見者である著者が文献の秘める世界に、埋もれた北九州の文化、王朝人の日常口語や俗語の謎を解き、法隆寺壁画の技法や木簡から中国古代に角筆の源流を見る。

目次

  • 角筆と角筆文献(王朝物語の世界;角筆文字との出逢い;出現した“幻”の角筆用具;埋もれた北九州の文化;角筆文献の内容と言葉の性格)
  • 角筆の言葉(女手のもう一つの世界;王朝人の日常口語をかいまみる;俗語を掘り起す)
  • 中国大陸へ—角筆の源を求めて(法隆寺金堂壁画から中国唐墓の壁画へ—絵画史の一問題;中国大陸2千年前の古代へ)

「BOOKデータベース」 より

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