独創が生まれない : 日本の知的風土と科学
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独創が生まれない : 日本の知的風土と科学
地人書館, 1989.10
- タイトル読み
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ドクソウ ガ ウマレナイ : ニホン ノ チテキ フウド ト カガク
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注記
注および引用文献:p171-178
内容説明・目次
内容説明
科学の思考は、科学のたずさわる人々の生い育った風土には無関係だと、しばしば主張されているが、それは幻想にすぎない。現代科学の研究に従事している科学者も、その大部分は、日本の知的風土から生まれた思考のパターンにしたがって研究しているのであって、欧米の科学者たちとは、日常業務の面でも大きく違ってくる。日本科学者の考え方や手法は、欧米の知的伝統に立つ人々に比べ異なっている。科学には国境はないというが、科学に対する理解の仕方や、それへの接近の仕方には、科学者のもつ祖国が顔をのぞかせているのである。
目次
- 科学者の一日—日本では
- 心理的安定度と自信
- 事実を見る眼と思考の論理
- 数式とイデオロギー
- 関心の広さとプロ意識
- 独立指向と従属指向
- 科学の発展法則
- 科学教育と思考力
- 個人と国家
- 論文の作法
- 科学の思考と風土
「BOOKデータベース」 より