歴史写真のトリック : 政治権力と情報操作

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歴史写真のトリック : 政治権力と情報操作

アラン・ジョベール著 ; 村上光彦訳

朝日新聞社, 1989.10

Other Title

Le commissariat aux archives : les photos qui falsifient l'histoire

Title Transcription

レキシ シャシン ノ トリック : セイジ ケンリョク ト ジョウホウ ソウサ

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Description and Table of Contents

Description

写真の誕生とともに始まった修整・改造技術は1920年代、アヴァンギャルド運動と結びついて芸術の高みに達した。と同時に、政治の道具にもなり下がる。トリミング、切り詰め、塗り潰しによる反対派の排除、バックのぼかしと化粧直しによる個人崇拝の助長、モザイクによる歴史の書き換え、歴史教科書への映画スチールの利用、ネームのすりかえ、はては被写体からの捏造—スターリン、ムッソリーニ、ヒトラー、毛沢東、ゴトワルト、ホー・チ・ミン、金日成、サンファン、ディミートロフ、チトー、ホッジャ、カストロ、フルシチョフ、ブレジネフ、トレーズ…。情報の一元管理がいかに多くの犠牲者を生み出してきたことか。

Table of Contents

  • レーニンの伝説的生涯
  • 革命の情景
  • 画像の頭領、ムッソリーニ
  • 第三帝国の演出
  • スターリン崇拝のイコン
  • 毛沢東伝説
  • 《クー》からプラハの《春》まで
  • アジアの生活と戦闘
  • バルカン革命
  • キューバ史のだまし絵
  • ソ連の伝統
  • 方法が輸出される時
  • 謝辞
  • 写真クレジット
  • 解説—全体主義国家の情報操作の裏で

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