中世のことばと絵 : 絵巻は訴える
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中世のことばと絵 : 絵巻は訴える
(中公新書, 995)
中央公論社, 1990.11
- タイトル読み
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チュウセイ ノ コトバ ト エ : エマキ ワ ウッタエル
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注記
文献一覧 : p189-192
内容説明・目次
内容説明
わびしく簡素なたたずまい、領地を与えるしらせに一喜一憂するまずしい絵師とその家族—絵巻『絵師草紙』は絵師が領地をめぐる窮状を、絵と詞に託して訴えるという体裁をとっている。しかし、この絵は生々しい実感に富む反面、どこまで事実に即した情景なのかは容易に判断できない。本書は『絵師草紙』を読み解く作業の中で作者像を明らかにし、絵だけではないことばとの交流を通して、新しい史料としての絵巻の活用を試みる。
目次
- 1 絵師の訴え
- 2 描かれた一通の文書
- 3 復元された綸旨
- 4 ことばによる訴え
- 5 絵巻の見方
- 6 絵巻の仕掛け
- 7 兼好の素顔
- 8 2つの世界の交わり
- 9 系図を読む
- 10 絵巻の領域
- 11 絵師の正体
- 12 もう一つの絵巻
- 終章 絵巻への挑戦
「BOOKデータベース」 より