フィクションの修辞学
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フィクションの修辞学
(叢書記号学的実践, 13)
書肆風の薔薇 , 白馬書房 (発売), 1991.2
- Other Title
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The rhetoric of fiction
- Title Transcription
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フィクション ノ シュウジガク
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Note
原著 (Chicago : University of Chicago Press, 1961) の全訳
出版社名変更: 1991.11より水声社
参考文献: p533-542
事項索引, 人名・書名索引: p549-571
第2刷(1996.6)には「白馬書房 (発売)」の記述なし
Description and Table of Contents
Description
ニュー・クリティシズムに始まる近代の英米文学批評を集大成した「シカゴ学派」の巨頭による本書は、小説理論の古典的名著としてN・フライの『批評の解剖』とともに多数の読者に読み継がれてきた。著者は、読者とコミュニケーションを取り結ぶ「公の筆記者」として現実の作者と位相を異にする〈内在する作者〉の概念を導入する。〈内在する作者〉による読者の説得の技法、すなわち〈修辞法〉を議論の中心に据え、古今東西の作品を博引旁証しつつ、あらゆるフィクションがもつ〈技法〉を明解に記述しつくしてみせる。
Table of Contents
- 第1部 芸術的純粋さとフィクションの修辞学(語ることと示すこと;一般原則;語りの諸類型)
- 第2部 フィクションにおける作者 声(信頼できる論評の様々な用法;示すこととしての語り;ジェイン・オースティンの『エマ』における距離の操作)
- 第3部 非個人的語り(作者の沈黙の様々な用法;非個人的な語りの代償;非個人的語りの道徳的問題)
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