母性という神話
著者
書誌事項
母性という神話
(筑摩叢書, 351)
筑摩書房, 1991.5
- タイトル別名
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L'amour en plus : histoire de l'amour maternel, XVII[e]-[e] siècle
プラス・ラブ
プラスラブ
The myth of motherhood
- タイトル読み
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ボセイ ト イウ シンワ
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注記
「プラス・ラブ」(サンリオ 1981年刊)の改題
その他のタイトルは「訳者あとがき」中の英訳タイトル
内容説明・目次
内容説明
いわゆる「母性愛」は、本能などではなく、母親と子どもの日常的なふれあいの中で育まれる愛情である。それを本能とするのは、父権社会のイデオロギーであり、近代がつくりだした幻想である…。母性本能の神話性を論証し、母と子の関係、また女性の在り方に再考をうながした問題提起の書。1980年に出版されるや大論議をよんだ。その反響、批判をふまえた「新版への序文」を付す。フェミニズム歴史学の最良の成果の一つ。
目次
- 第1部 愛の不在(父権・夫権の長い支配;1760年以前の子どもの地位;母親の無関心)
- 第2部 新しい価値—母性愛(子どもの弁護;新しい母親)
- 第3部 強いられた愛(ルソーから受け継いだ道徳論あるいは「ソフィー、その娘たち、孫娘たち」;フロイトから受け継いだ医学論;神話と現実とのずれ)
- 楽園は失われたのか、見出されたのか
「BOOKデータベース」 より