公共性の喪失
著者
書誌事項
公共性の喪失
晶文社, 1991.6
- タイトル別名
-
The fall of public man
- タイトル読み
-
コウキョウセイ ノ ソウシツ
大学図書館所蔵 件 / 全333件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
Cambridge University Press, 1977年刊の全訳
文献等の原注: p472-492
索引 (人名・作品名) : 巻末
内容説明・目次
内容説明
19世紀に万人にひらかれた公共性をもとめて近代市民社会が成立し、それまで生活のなかに歴然とあった公的領域が、個人や家族関係を軸とする私的領域にとってかわられた。そしていまや、政治、都市生活、メディア、消費、芸術にわたるあらゆる問題は、個人の心理の問題として測られるようになった。都市論、コミュニティ論、演劇論、記号論、精神分析、心理学、文学などの分野を自在にゆききしつつ、フランス革命から現代のスターシステムまでを歴史的に検証し、「公」と「私」のバランスを欠いた現代社会のメカニズムを鋭くえぐる刺激的研究。
目次
- 第1部 公共性の問題(公的領域;役割)
- 第2部 旧制度の「公」の世界(観客—見知らぬ人たちの集まり;公的な役割;「公」と「私」;俳優としての人間)
- 第3部 19世紀における公的生活の動揺(産業資本主義の公的生活への影響;「公」の場における個性;19世紀の公的人間;集団的個性)
- 第4部 親密な社会(公的文化の終焉;カリスマは不作法になる;コミュニティは不作法になる;芸術をうばわれた俳優;親密さの専制)
「BOOKデータベース」 より