赤十字とアンリ・デュナン : 戦争とヒューマニティの相剋

書誌事項

赤十字とアンリ・デュナン : 戦争とヒューマニティの相剋

吹浦忠正著

(中公新書, 1039)

中央公論社, 1991.9

タイトル別名

赤十字とアンリデュナン

タイトル読み

セキジュウジ ト アンリ デュナン : センソウ ト ヒューマニティ ノ ソウコク

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注記

主な参考文献: p196-197

内容説明・目次

内容説明

赤十字の創設者アンリ・デュナンは、比類なき情熱で抜群の行動力を示す一方で、自らつくった組織から常に孤立してしまう独断的な性格の持ち主であった。そのため、赤十字以外にも、彼の手を離れてはじめて、存分にその機能を発揮しだした事業は数多く存在する。本書は、彼の生い立ち、彷徨生活から、破産、落魄の死までを辿ると同時に、彼を生んだ19世紀ヨーロッパの、領土拡張主義と人道主義とが頂点に達した時代背景を描く。

目次

  • 序章 揺れる赤十字旗
  • 第1章 ジュネーブで生れ育ち
  • 第2章 19世紀最大級の会戦
  • 第3章 赤十字の創設
  • 第4章 破産宣告受け、なお
  • 第5章 ノーベル平和賞受賞へ
  • 第6章 「平和」へ二つのアプローチ
  • 第7章 デュナンと日本

「BOOKデータベース」 より

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