カッコウはコンピュータに卵を産む

書誌事項

カッコウはコンピュータに卵を産む

クリフォード・ストール著 ; 池央耿訳

草思社, 1991.9

タイトル別名

The cuckoo's egg : tracking a spy through the maze of computer espionage

タイトル読み

カッコウ ワ コンピュータ ニ タマゴ オ ウム

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内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784794204301

内容説明

発端は75セントだった。研究者のコンピュータ・システムの使用料金合計が75セントだけ合致しない。天文学研究のかたわら、新米のシステム管理者となった著者の初仕事が、その原因の究明だった。どうせプログラムのミスさ、と軽い気持ちで調査するうちに、正体不明のコンピュータ・ユーザーが浮かび上がってきた。—ハッカーだ。誰かがコンピュータに侵入している。しかもこのハッカーは、研究所のコンピュータを足場に、国防総省のネットワークをくぐって各地の軍事施設や基地のコンピュータに侵入し、陸軍のデータベースを読みあさって、CIAの情報にまで手をのばしている。この電子スパイの目的は何か。どこからどうやって侵入しているのか。そしてその正体は?世界中に報道された国際ハッカー事件。そのハッカー相手に孤軍奮闘した若き天文学者がみずから書き下ろした、電子スパイ追跡ドキュメント。

目次

  • 75セントの謎
  • 侵入者?
  • ローレンス・バークレー研究所
  • 「カッコウの卵」
  • これは電子テロだ!
  • ハッカーを追跡せよ
  • 75セントではFBIは動かない
  • 侵入先は軍事ネットワーク
  • パスワード盗みの「トロイの木馬」
  • 令状がなければ逆探知できません〔ほか〕
巻冊次

下 ISBN 9784794204318

内容説明

ハッカーはドイツから侵入して来ている。アメリカ各地の軍事施設にあきたりず、折り返してドイツ駐留の米軍基地に侵入したり、はては太平洋を越えて日本の米軍基地にまで触手をのばしている。ハッカー本人は端末機の前から一歩も動くことなく世界を縦横に駆け巡り、自在にスパイ活動を行っているのである。FBIもCIAもあいかわらず犯人捜査に動こうとしないが、ドイツの捜査はもう一歩のところまで来ていた。しかし逆探知を完了させるためには、もっと長時間、ハッカーを引きとめておく必要がある。そこでクリフたちが考えだしたのが「おとり作戦」、偽の情報をちらつかせてハッカーを釣りあげようというのである。どこのコンピュータもほとんど無防備だった。次々と明らかにされるハッカー侵入の手口。コンピュータ関係者必読のセキュリティ・マニュアル。

目次

  • ハッカーは本当に人間なのか?
  • ブレーメンか、ハノーヴァーか
  • 捜査令状
  • 中部ヨーロッパ戦域核配備計画文書
  • アメリカ空軍宇宙司令部
  • FBIもCIAも動こうとしない
  • 2時間、ハッカーを引きとめろ
  • 「シャワーヘッド作戦」発動!
  • お楽しみはこれからだ
  • カッコウは網にかかった〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN06805698
  • ISBN
    • 4794204302
    • 4794204310
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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