薬の話
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薬の話
(中公新書, 1048)
中央公論社, 1991.11
- タイトル読み
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クスリ ノ ハナシ
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内容説明・目次
内容説明
近代医薬品の開発には、長い年月と莫大な経費、そして数知れぬ研究者たちの労苦の積み重ねが必要とされる。その結実は、人類をさまざまな病苦から解放すると同時に“新しい”薬への過信の入り混じった、いわば薬の氾濫の時代を生み出してしまった。本書は、ペニシリン、モルヒネ、ビタミンB、インスリン、タカジアスターゼなどの身近な薬品開発のドラマと、効能や副作用のメカニズムを多彩なエピソードを混じえて語り警告する。
目次
- 「薬の神話」について—まえがきにかえる薬へのコメント
- 『吾輩は猫である』が書かれた理由 抗潰よう薬
- 秘方一粒金丹 モルヒネ
- 「B足らん」の時代 ビタミンB1
- 薄明のなかの北原白秋 インスリン
- いざ生きめやも 抗結核薬
- みだれ髪の歌人 血圧降下薬
- 眠りへの逃避 麻酔薬・催眠薬
- 愛の妙薬 催淫薬
- フレミングの神話 ペニシリン
- 5分間の戦い 狭心症治療薬
- “薬なんか効くはずがないよ” 精神病治療薬
- メキシコヤムイモの魔法 抗炎症ステロイドとピル
「BOOKデータベース」 より