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柳田民俗学と天皇制

岩本由輝著

吉川弘文館, 1992.12

タイトル読み

ヤナギタ ミンゾクガク ト テンノウセイ

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内容説明・目次

内容説明

柳田国男の民俗学は、その対象を常民という枠にはめ込んだ民衆の歴史に限定し、なぜか天皇および天皇制について、その解明を回避する。柳田の初恋・酒・家・家族などを通して、彼の人間性を垣間見ながら、学問の軌跡と大嘗祭に関して示した言動を分析し、その本質に迫る。本書は、柳田民俗学の限界を解き明かし、その呪縛からの脱却を提示する。

目次

  • 序 柳田民俗学の限界
  • 1 人間・柳田国男(小説モデルとしての柳田国男—「聟入考」と柳井統子の「父」;柳田国男の初恋;柳田国男と酒)
  • 2 農政学から民俗学へ(農政学者柳田国男と『遠野物語』;柳田国男の“福祉”観;柳田国男の“イエ”観念)
  • 4 大嘗祭と天皇制(柳田国男と大嘗祭;大嘗祭後の柳田国男;フレーザーと柳田国男)

「BOOKデータベース」 より

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