エルゴード性とは何か
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エルゴード性とは何か
(パリティ物理学コース / 牧二郎 [ほか] 編, . クローズアップ||クローズアップ)
丸善, 1994.1
- タイトル読み
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エルゴードセイ トワ ナニ カ
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注記
参考文献: p[99]-101
内容説明・目次
内容説明
統計力学の基礎を支えるエルゴードの問題については、長い間議論が絶えず疑問が秘められてきた。近年、カオス理論の発展、計算機の進歩による古典力学成果の見直しに伴い、この問題がふたたび多くの物理学者、数学者の関心を集めるようになった。本書では、エルゴード問題の発火点になった経緯,その後の発展,そして現代における洞察の深化を説き明かしている。
目次
- 1 前史—現象論から本質論へ(化学における原子概念と物理学における熱概念;熱力学;気体運動論—統計力学への道;流体力学方程式,輸送係数,エントロピー生成と変分原理)
- 2 エルゴード理論(エルゴード理論の発展;エルゴード的力学系の諸段階—保測度変換の理論;混合性;ベルヌーイ系,パイ製造の法則;KS〈コルモゴロフ‐シナイ〉エントロピーそしてK系;散逸系の力学〈カオスの理論〉におけるエルゴード性)
- 3 量子力学的問題
- 4 結語
「BOOKデータベース」 より