近世の蒔絵 : 漆器はなぜジャパンと呼ばれたか

Bibliographic Information

近世の蒔絵 : 漆器はなぜジャパンと呼ばれたか

灰野昭郎著

(中公新書, 1196)

中央公論社, 1994.7

Title Transcription

キンセイ ノ マキエ : シッキ ワ ナゼ ジャパン ト ヨバレタカ

Available at  / 205 libraries

Note

参考文献: p208-210

Description and Table of Contents

Description

漆の接着力を利用し金粉を蒔きつけて意匠する日本独特の漆芸技法であった蒔絵は、イエズス会の宣教師の祭儀具としてヨーロッパにもたらされ、その繊細で華麗、燦然と輝く工芸に魅了された人々は、これを「ジャパン」と呼んだ。鎖国時代にもヨーロッパからの需要を阻止できず、紅毛漆器として多くの蒔絵が海を渡った。さらに明治政府は「日本」を売り込む重要貿易品とした。日本で生まれ、西欧で愛好された工芸の歴史と魅力を語る。

Table of Contents

  • はじめに チャイナは陶磁器、ジャパンは漆器
  • 1 桃山時代(海を渡った蒔絵;覇者の蒔絵;南蛮漆器 ほか)
  • 2 江戸時代初期(幸阿弥家;大名婚礼調度 ほか)
  • 3 江戸時代中期(その後の幸阿弥家;印篭・根付の世界 ほか)
  • 4 江戸時代後期(シーボルトと日本;ロンドン、パリの万国博覧会 ほか)
  • 5 明治時代以後(絹長袖から車夫へ;ウィーン万国博覧会 ほか)

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  • 中公新書

    中央公論社 1962-

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Details

  • NCID
    BN11064882
  • ISBN
    • 4121011961
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    ii, 210p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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