ヴェネツィアの光と影 : ヨーロッパ意識史のこころみ

書誌事項

ヴェネツィアの光と影 : ヨーロッパ意識史のこころみ

鳥越輝昭著

大修館書店, 1994.8

タイトル読み

ヴェネツィア ノ ヒカリ ト カゲ : ヨーロッパ イシキシ ノ ココロミ

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注記

折込図表1枚 (ヴェネツィア年表)

初出一覧: p318-319

内容説明・目次

内容説明

ヴェネツィアの“美しさ”とは何であったか。光輝く水の都か、腐敗の極みの都市か、文人たちの目に写った様々なヴェネツィアの貌。ヨーロッパ各時代の心性をうつす鏡としての都市国家の真実を描く。

目次

  • 序章 ヴェネツィアの〈美しさ〉と文人たち
  • 第1章 バイロンとヴェネツィアの〈自由〉あるいは〈圧政〉
  • 第2章 バイロンと先行の四人の文学者—オトウェイ、ラッドクリフ、シラー、シェイクスピア
  • 第3章 スタンダール、バイロン、そしてヴェネツィアの〈陽気さ〉と〈圧政〉
  • 第4章 プロテスタントの“古典学者”トマス・コーリャットの見た1608年のヴェネツィア
  • 第5章 シェイクスピア、ジョンソン、コーリャット、モリソンとヴェネツィアの〈堕落〉
  • 第6章 カトリック司祭リチャード・ラセルズの見たヴェネツィアの宗教、政治、そして魅力の衰え
  • 第7章 アディソンと〈政略〉の都ヴェネツィアにおける〈美しさ〉の不在ギボンと〈醜悪〉かつ〈貪欲〉なヴェネツィア
  • 第8章 ド・ブロス議長と美醜の混在する快楽の都ヴェネツィア
  • 第9章 モンテスキューとヴェネツィアの劣等な政体および〈堕落〉、そしてゴシック様式への評価
  • 第10章ヴェネツィアにかんするゲーテの古典主義性とベックフォードのロマン主義性

「BOOKデータベース」 より

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