パンとワインを巡り神話が巡る : 古代地中海文化の血と肉

書誌事項

パンとワインを巡り神話が巡る : 古代地中海文化の血と肉

臼井隆一郎著

(中公新書, 1267)

中央公論社, 1995.10

タイトル読み

パン ト ワイン オ メグリ シンワ ガ メグル : コダイ チチュウカイ ブンカ ノ チ ト ニク

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注記

文献: p228-230

内容説明・目次

内容説明

人間は動物を殺し、大地を傷つけ、植物を刈り取り、果汁を搾り取ってきた。この加害者としての人間の罪の意識は、人類の初期から宗教的儀礼の根底を形成していたと考えられる。本書は、葡萄と小麦の文化圏である地中海の沿岸各地の主要な儀礼を訪ね、ディオニューソス、ヘーラクレース、エレウシースのデーメーテール、ナザレのイエスなどの神話を巡り、日々食べ飲む存在としての人間の罪と贖いの意識の始まりを探る試みである。

目次

  • 第1章 パンとパパ
  • 第2章 食の英雄ヘーラクレース
  • 第3章 神の御名と種入れぬパン
  • 第4章 ワインの祭典
  • 第5章 デーメーテールの恵み
  • 第6章 パンとサーカス
  • 第7章 パンの神殿

「BOOKデータベース」 より

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