第三帝国下の科学 : ナチズムの犠牲者か,加担者か

書誌事項

第三帝国下の科学 : ナチズムの犠牲者か,加担者か

ジョジアンヌ・オルフ=ナータン編 ; 宇京頼三訳

(叢書・ウニベルシタス, 508)

法政大学出版局, 1996.3

タイトル別名

La science sous le Troisième Reich : victime ou alliée du nazisme?

タイトル読み

ダイサン テイコクカ ノ カガク : ナチズム ノ ギセイシャ カ カタンシャ カ

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注記

原著(Editions du Seuil, c1993)の全訳

執筆者:ピエール・エソベリほか

文献等の原注: p319-362. 参考文献: 巻末p13-31. 人名索引,事項索引: 巻末p1-12

内容説明・目次

内容説明

ナチ時代の科学と政治とのかかわりを詳細に検討し、諸科学がナチズムに積極的に協力した経緯を具体的に暴きつつ歴史記述の重大な欠落を補う。戦争と大量虐殺に血塗られたナチ時代の科学の状況に今日の「科学の時代」の不吉な予兆を探り、科学の危機を告発する。

目次

  • 第1部 「ハードな」科学の政治的日和見主義から…(数学、自然科学と国家社会主義;ドイツの数学状況における政治的諸問題;ファシズムのドイツにおける数学の正当化;ナチの物理学?;一九三三‐一九四五年のハンブルク大学の物理学;フィリップ・レーナルトとヨハネス・シュタルクとの書簡)
  • 第2部 生物学と人文科学のイデオロギー的硬直化へ(国家社会主義と歴史の否定;民族大虐殺の制度的起源;人種的人類学と国家社会主義;第三帝国下の学校生物学と優生学教育;生殖と遺伝学の技術の起源としての第三帝国;科学と生活圏)

「BOOKデータベース」 より

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