金瓶梅 : 天下第一の奇書
著者
書誌事項
金瓶梅 : 天下第一の奇書
(中公新書, 1312)
中央公論社, 1996.7
- タイトル読み
-
キンペイバイ : テンカ ダイイチ ノ キショ
大学図書館所蔵 件 / 全236件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
天下第一の奇書といわれる『金瓶梅』は、中国でたびたび発禁の憂き目を見ながら、四百年間読み続けられてきた。描く世界は主人公西門慶の家庭内の出来事を中心にした「飲食男女」すなわち日常生活であるが、その裏に人の心の深い闇を覗かせる凄味に満ちた作品である。本書は西門慶の人物像と、それぞれ個性豊かに描かれる彼を巡る女性たちの魅力を探り、明代に現れた型破りの小説への一つの「読み」を呈示し、奇書たる由縁を追求する。
目次
- 第1章 『金瓶梅』の描写の特殊性
- 第2章 『水滸伝』と『金瓶梅』
- 第3章 『金瓶梅』の女性たち
- 第4章 西門慶
- 第5章 応伯爵
- 第6章 お父様と呼ぶ女たち
- 第7章 従来の『金瓶梅』研究について
- 第8章 現代の『金瓶梅』
- 第9章 終わりに
「BOOKデータベース」 より