地球と存在の哲学 : 環境倫理を越えて
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地球と存在の哲学 : 環境倫理を越えて
(ちくま新書, 083)
筑摩書房, 1996.9
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チキュウ ト ソンザイ ノ テツガク : カンキョウ リンリ オ コエテ
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University of Tsukuba Library, Library on Library and Information Science
081-C44-8310010016298
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Description and Table of Contents
Description
自然と人間の危機を問い直す立脚点はどこにあるのか?地球がつねにすでに我々の住む風土である以上、人間の倫理はそこから出発しなければならない。人間は生態系や社会の尺度から個人の意識の尺度まで、重層する尺度のなかを生きている。それゆえ、人間の生は生態系のレヴェルの尺度に「没入」してもいるが、同時にそこから意志的に「出現」できる実存的な存在でもある。自然を客体化したテクノロジーの思想や逆に自然を主体化したエコロジー的全体論を越えて、その彼方に近代性を越える風土の倫理学を構想する意欲的な試み。
Table of Contents
- 第1部 近代の限界(ヒューマニズムからその対極へ;母型の郷愁)
- 第2部 風土的なつながり(人間の住まいの尊重;「ここ」から宇宙へ—倫理の場所;帰属と自由)
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