三木紀人 [ほか] 編集
集英社 1988.7 図説日本の古典, 10
: 新装版
格調高い文章で人生の無常を鋭く書きつづった鴨長明の方丈記と、生活や礼儀作法、娯楽などをテーマに名文で書きあげた吉田兼好の徒然草。2大エッセイの鑑賞を通して、社会不安にみちた鎌倉時代の世相を浮き彫りにする。 隠者文学とその周辺;『方丈記』—作品紹介;長明の風景と文学—『方丈記』をめぐって;安元の大火;『方丈記』の世の不思議;運慶と鎌倉彫刻;鎌倉美術とリアリズム;2つの軌跡—長明と兼好;『徒然草』—作品紹介;南北朝時代の歌人—『宝積経要品』紙背和歌短冊;はるかなる王朝—兼好と「古き世」;二条河原落書—『徒然草』の背景;海北友雪筆『徒然草絵巻』;祖師伝絵巻の流布; ...
所蔵館44館
斎藤栄三郎著
ヒューマン・ドキュメント社 1988.9
上 , 中 , 下
... 上代(古事記;日本書紀;風土記;万葉集;懐風藻);第2章 中古(源氏物語;竹取物語;伊勢物語;和泉式部日記;枕草子;とりかへばや;栄華物語;大鏡;今昔物語;古本説話集;土佐日記;蜻蛉日記;とはずがたり);第3章 中世(中世文学の特色;三鏡;愚管抄—慈円;歎異抄—唯円;神皇正統記;平家物語;太平記;義経記;方丈記—鴨長明;徒然草);第4章 近世(井原西鶴;江島其磧;近松門左衛門;滝沢馬琴;松尾芭蕉;小林一茶;新井白石;賀茂真淵;本居宣長;平田篤胤;契沖;頼山陽;西川如見;貝原益軒;三浦梅園;中江藤樹;吉田松陰;富永仲基;会沢正志斎;大蔵永常) 第5章 近代(坪内逍遥;島村抱月;山田美妙 ...
所蔵館12館
荒川洋治著
五柳書院 1988.6 五柳叢書, 8
現代詩の旗手が綴るヴィヴィッド読書論。 人気の本、実力の本;子ども部屋のおとな;新感覚派を“寄り切った”男;「作家おもしろ」のエッセンス;蔵原伸二郎の詩;持ち歌のステージ;十代の詩学;変わる書物;皿をもつ馬;AQ革命;ボクの方丈記;弱気な本気;王様も私も;青春の一冊;外側読書;空白の出しもの;短篇コレクション〔ほか〕
所蔵館22館
佐藤喜代治編
明治書院 1988.11 漢字講座 / 佐藤喜代治編, 第6巻
... 漢字について 「漢字交じり文」としての『方丈記大福光寺本』における漢字 『徒然草』 : 正徹本を資料として 説話集 : 『古事談』の漢字とことば 日蓮遺文 『信長公記』にみられる漢字用法の諸相 : 仮名草子への傾斜 仮名消息 御伽草子 漢字のすべてを初めて体系化。日本語の歴史は漢字の歴史。日本語の立場から漢字を追究。 中世の漢字とことば;中世文化と唐音;漢字文(記録の漢字;文書の漢字;真名本の漢字—『大塔物語』を中心として);仮名交じり文(屋代本『平家物語』の漢字について;「漢字交じり文」としての『方丈記大福光寺本』における漢字;『徒然草』—正徹本を資料として ...
所蔵館286館
稲賀敬二, 鈴木久, 浅野日出男著
教育出版センター新社 1988.10 表現学大系 / 表現学会監修, 各論篇 第5巻
所蔵館174館
今西順吉著
筑摩書房 1988.8 漱石文学の思想 / 今西順吉著, 第1部
序説 漱石とは誰か(「則天去私」を指標とする立場;漱石と精神病;「漱石の恋人」論;漱石とは誰か);第1章 作家以前(生い立ち;第一中学時代の夢;二松学舎における決断;母の死から復籍まで;道徳会批判;混迷;智の立場;厭世;箱根行;「狂なるかな狂なるかな」;嫂の死をめぐって;自然喪失;『方丈記』批評;「文壇に於ける平等主義の代表者『ウオルト、ホイットマン』Walt Whitmanの詩について」;「英国詩人の天地山川に対する観念」;参禅;松山行;熊本時代);第2章 自己本位の確立(英国留学への心構え;ロンドンにおける研究生活;教師生活の4年間;『英文学形式論』と「自己本位」の立場;『文学 ...
所蔵館138館
[清少納言著] ; 田中澄江訳 . [鴨長明著] ; 佐藤春夫訳 . [吉田兼好著] ; 佐藤春夫訳
河出書房新社 1988.2 日本古典文庫, 10
所蔵館17館
鴨長明 [著] ; 山本一彦編著
ブレイク・アート社 , 星雲社 (発売) 1988.12 古典への旅
: [セット] , [本編] , [別冊]
所蔵館1館
斎藤栄著
徳間書店 1988.4 斎藤栄長篇選集, 第3巻
所蔵館2館
馬場あき子, 松田修[著]
講談社 1987.10 講談社学術文庫
... くも中世的状況に酷似しているといわれる。相次ぐ天災と、人々の心に横溢した「無常観」の支配した末法の世。その暗黒の中世に生きた鴨長明とはいかなる人物で、その代表的著作である『方丈記』の根底の思想とは何だったのか。淡々たる事実の叙述の裏に積極的な「遁世」の意志を探り、また捨てがたき妄執の中に人間の業を観る白熱の対論は、この混迷の現代に生きる我々に大きな示唆を与えるだろう。 1 長明とは誰か;2 『方丈記』を読む;3 歌のわかれ;4 遊狂の源流
所蔵館82館
中野久夫著
時事通信社 1987.11
... クレッチマー、土居、ラカンらの分析理論で解く。 精神分析学からみた日本歴史;原始・古代ヘの精神分析学的視点;中世ヘの精神分析学的視点;近世への精神分析学的視点;古代史を彩る須佐之男と倭建;『今昔物語』にみる海人族の影;黎明から薄暮への古代文学;『和泉式部日記』の奔放な性;『方丈記』にこめられた攻撃性;中世隠者たちの自己修復;『お伽草子』と山人または山窩;『古事記』『今昔物語』『お伽草子』のなかの神;芭蕉のものぐるい;生の本能の西鶴から死の本能の近松へ;『雨月物語』と『四谷怪談』の深層にある性;ある朱子学者の多病多憂;黄表紙の表れた享楽と退廃
所蔵館53館
永井路子 [訳] 著
集英社 1987.9 わたしの古典 / 円地文子, 清水好子監修 ; 杉本苑子 [ほか] 編, 13
所蔵館77館
[鴨長明著] ; 浅見和彦校注・訳 . 小島孝之校注・訳
ほるぷ出版 1987.7 日本の文学 / 市古貞次, 小田切進編, 古典編 26
所蔵館46館
佐藤進著
東京大学出版会 1987.5 UP選書, 255
第1章 古代文学における租税(古代日本の税制;記紀にみる租庸調;『万葉集』の税の歌);第2章 中世文学における租税(中世日本の年貢;貴族文学における租税;説話文学における租税;『方丈記』・『徒然草』・『平家物語』と租税;『吾妻鏡』・『太平記』と租税);第3章近世日本の租税と文学(徳川時代の年貢;西鶴と近松にみる文学と租税;俳句・川柳・狂歌にみる税金;儒者・漢詩人と租税;国学者本居宣長の租税思想;地方役人・地方藩主と年貢;旧幕臣の記録から);第4章 近・現代の租税と文学(明治初期の租税思想;露伴・漱石・鴎外と租税;風俗小説と租税—永井荷風の場合);第5章 短歌にみる日本の税金(斎藤茂吉の税金歌 ...
所蔵館158館
石田瑞麿著
法蔵館 1987.3 日本仏教思想研究 / 石田瑞麿著, 第5巻
1 中世仏教説話の考察(『宝物集』雑考—三つの問題;長明ノート—『方丈記』と『発心集』;『閑居友』覚え書き;遁世者の理想—『撰集抄』の世界;説話に収められた法然伝—『私聚百因縁集』が意味するもの);2 仏教と文学の交渉(遁世者の理想像玄賓;和歌陀羅尼論について—空海の『声字実相義』と関連して;『往生要集』の念仏と文学;『往生要集』における文学との接触;説話のなかの源信;静照の『極楽遊意』;『今昔物語』『梁塵秘抄』にみる仏教思想;長明の念仏;『歎異鈔』と親鸞の書簡;『海道記』の宗教;『とはずがたり』の宗教);3 仏教の思想とことば(日本文学に現われた恩の思想;中世仏教思想と文学;『雑談集』出典考 ...
所蔵館87館
大久保良順編
講談社 1986.11
... 間模様。人間が常に求めてやまない精神の営み〈文学と仏教〉。日本文化の礎でもあるこの二つの心が、一つに融け合って生み出される仏教文学の世界。人間の真実のすがたがそこにある。 仏教文学とは何か;物語文学と仏教(1)—平家物語;物語文学と仏教(2)—源氏物語;自照文学の仏教性—方丈記;仏教説話の世界—今昔物語集;現代文学と仏教
所蔵館35館
神田秀夫, 永積安明校注・訳
小学館 1986.3 完訳日本の古典, 第37巻
所蔵館152館
大平浩哉編著
大修館書店 1986-1998.4
[第1集] , 第2集 古文・漢文編 , 第3集 , 第4集 表現指導編
... 表現と理解の有機的な関連を軸とした授業の改善;7 「平家物語」—教材化と指導の工夫;8 敬語使用に着目して読みを深める古文指導—「今昔物語集」;9 和歌を利用しての文法指導—学習意欲を高めるための古文の指導;10 図書館利用による古文発表学習;11 総合単元の学習指導;12 古典と関連させた表現指導—「方丈記」の場合;13 語彙の力を育てる漢字の指導;14 作文指導の基本的な考えと入学時の実態;15 題材を選び主題を焦点化する—「国語 1」の作文指導16 図表を分析して小論文を書く—想を豊かにする作文指導;17 「作文ノート」による系統的な作文指導;18 生徒の主体性を育成する漢文指導の方法;19 3分間スピーチの指導 ...
所蔵館75館
放送による東北大学開放講座テキスト委員会編
東北大学教育学部附属大学教育開放センター 1985.9 放送による東北大学開放講座 / 放送による東北大学開放講座テキスト委員会編
鴨長明〔著〕 ; 菊地良一〔ほか〕編
双文社出版 1985.3
所蔵館9館