現象学の視線 : 分散する理性
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現象学の視線 : 分散する理性
(講談社学術文庫, [1302])
講談社, 1997.10
- タイトル読み
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ゲンショウガク ノ シセン : ブンサン スル リセイ
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注記
底本:『分散する理性』(1989.4, 勁草書房刊)
内容説明・目次
内容説明
われわれの「現実」や「経験」が、どこから来てどこへ行こうとしているのか、その移行の基礎的な構造を問うのが現象学である。「経験」を運動として捉えたフッサールと、変換として捉えたメルロ=ポンティを中心に、現代思想の原点となった現象学的思考の核心を読み解き、新たなる可能性をも展望する。著者の出発点をなす力作「ウィリアム・ジェイムズの「経験」論」を含む第一評論集、待望の文庫化。
目次
- 1 日常の藪のなかで—「日常性」の解釈と批判
- 2 一貫した変形—デフォルマシオンとしての経験
- 3 共存のポイエティック—間主観的世界の生成
- 4 分散する理性—「究極的な基礎づけ」という理念の破綻
- 補論 存在の作業場—ウィリアム・ジェイムズの「経験」論
「BOOKデータベース」 より