利己的なサル、他人を思いやるサル : モラルはなぜ生まれたのか
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書誌事項
利己的なサル、他人を思いやるサル : モラルはなぜ生まれたのか
草思社, 1998.1
- タイトル別名
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Good natured : the origins of right and wrong in humans and other animals
利己的なサル他人を思いやるサル : モラルはなぜ生まれたのか
- タイトル読み
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リコテキナ サル タニン オ オモイヤル サル : モラル ワ ナゼ ウマレタノカ
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内容説明・目次
内容説明
日本の地獄谷温泉に棲むニホンザルの老メス「モズ」は生まれつき両手両足の先がない奇形ザルだが、仲間のサルたちは独りで生きられない彼女を助け、モズは子どもや孫に囲まれた豊かな一生を過ごしている。一方、チンパンジーに一匹だけこっそりエサの隠し場所を教えると、チンパンジーは仲間たちに巧みにうそをついて食べ物を独り占めする。人間もまた、一見エゴイストにみえて献身的だったり、お人好しのようでわがままだ。いったい、この二面性はどこから生じるのか?利己的なはずの動物に、モラルはなぜ生まれたのか?『政治をするサル』で一躍世界の注目をあびた霊長類学者が、豊富なエピソードと卓抜した分析力を駆使して道徳性の起源を探る。
目次
- 第1章 モラルは進化するか
- 第2章 他人の気持ちを知る
- 第3章 罪と罰と恥
- 第4章 目には目を
- 第5章 情けは人のためならず
- 第6章 結論サルのモラル、人間のモラル
「BOOKデータベース」 より