知恵の樹
著者
書誌事項
知恵の樹
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1997.12
- タイトル別名
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Der Baum der Erkenntnis
El árbol del conocimiento
知恵の樹 : 生きている世界はどのようにして生まれるのか
- タイトル読み
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チエ ノ キ
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注記
その他の標題は副標題紙裏による
El árbol del conocimiento.の翻訳
底本は「知恵の樹 : 生きている世界はどのようにして生まれるのか」(朝日新聞社, 1987年10月刊)
文献: p313-314
内容説明・目次
内容説明
エネルギーや物質を環境から受け入れはするものの外部システムの作動には関知せず、自己は自身をもとに自らを創出する—本書は、システムが自分自身の組織を形成し変化させていく閉じた環のなかにとどまり、その循環をよき環としてとらえなおそうという、まったく新しい生物学の原理“オートポイエーシス理論”の初歩的で原理的な入門書。生物のあいだの円環を意識しながら、生命の世界に対するしなやかな感性と、生物を制御対象ではなく自律主体として見る柔軟な視線でとらえるこの認識論は、1973年、チリのアジェンデ政権下における知的沸騰のなかで生まれ、社会や法律、現代思想に大きな影響を与えた。
目次
- 第1章 “いかにして知るのか”を知る
- 第2章 “生きていること”の組織
- 第3章 歴史—生殖と遺伝
- 第4章 メタ細胞体の生活
- 第5章 生物のナチュラル・ドリフト
- 第6章 “行動域”
- 第7章 神経システムと認識
- 第8章 “社会”現象
- 第9章 “言語域”と人間の意識
- 第10章 知恵の樹
「BOOKデータベース」 より