書誌事項

よみがえる帝国 : ドイツ史とポスト国民国家

野田宣雄編著 ; 植村和秀 [ほか] 著

(Minerva西洋史ライブラリー, 27)

ミネルヴァ書房, 1998.3

タイトル読み

ヨミガエル テイコク : ドイツシ ト ポスト コクミン コッカ

大学図書館所蔵 件 / 231

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の著者: 瀧井一博, 野村耕一, 佐藤卓己, 竹中亨

あとがき(野田宣雄)

参考文献: 章末

人名索引, 事項索引: 巻末p1-10

収録内容

  • 序章 / 野田宣雄 [執筆]
  • 国民国家から帝国へ / 野田宣雄 [執筆]
  • 「ドイツ」東方をめぐるネイション意識と「学問」 / 植村和秀 [執筆]
  • Ius Commune : 虚実のはざまのヨーロッパ法 / 瀧井一博 [執筆]
  • ドイツ近現代史におけるプロイセン問題 / 野村耕一 [執筆]
  • 国民化メディアから帝国化メディアへ : 文化細分化のメディア史 / 佐藤卓己 [執筆]
  • 「国民」への憧憬としての政治 : ドイツにおける極右ポピュリズム / 竹中亨 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

現代のグローバル化の進展は、国民国家の枠組みを大いに揺るがしている。たとえば、エスニーの台頭という現象は国民国家の形成史の見直しを迫るものであり、またEUなど国民国家を超えた広域秩序への要求は、おのずから過去に実際に存在した帝国への関心を増大させずにはおかない。このことはドイツ史に関しても例外ではない。本書は、この世界的規模で起こっている歴史の転換を、「国民国家から帝国へ」という図式に概括し、ドイツ史の再解釈を試みようとするものである。問題提起に始まり、ドイツのネイション意識の形成、ヨーロッパ法史学、プロイセン問題、メディア史、極右政党といった多彩な視点から、この現代史に関する仮説に挑む、共同研究の成果。

目次

  • 第1章 国民国家から帝国へ
  • 第2章 「ドイツ」東方をめぐるネイション意識と「学問」
  • 第3章 Ius Commune—虚実のはざまのヨーロッパ法
  • 第4章 ドイツ近現代史におけるプロイセン問題
  • 第5章 国民化メディアから帝国化メディアへ—文化細分化のメディア史
  • 第6章 「国民」への憧憬としての政治—ドイツにおける極右ポピュリズム

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ