書誌事項

性と身体

石崎昇子, 桜井由幾編

(日本女性史論集 / 総合女性史研究会編, 9)

吉川弘文館, 1998.6

タイトル別名

性と身体

タイトル読み

セイ ト シンタイ

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注記

執筆者: 楢原潤子ほか

主要参考文献: p397-398

内容: 1:売買春の発生と変容, 2:政治支配のセクシャリティ, 3:身体への眼差し 避妊・堕胎・出産

収録内容

  • 中世前期における遊女・傀儡子の『家』と長者 / 楢原潤子 [執筆]
  • 近世の熊野比丘尼 : 勧進と売色 / 曾根ひろみ [執筆]
  • 飯盛女出入一件 : 熊野宿飯盛女設置をめぐって / 宇佐美ミサ子 [執筆]
  • 日本近代国家の成立と売娼問題 : 東京府下の動向を中心として / 大日方純夫 [執筆]
  • 近代日本の公娼制と買春 : 東京地域を中心に / 折井美耶子 [執筆]
  • 一九二〇年代~一九三〇年代の廃娼運動とその歴史的意義 : 広島県を中心にして / 今中保子 [執筆]
  • 赤線従業員組合と売春防止法 / 藤目ゆき [執筆]
  • 五節舞姫の成立と変容 : 王権と性をめぐって / 服藤早苗 [執筆]
  • 斎宮の変貌 : 中世文芸の世界から / 田中貴子 [執筆]
  • 中世前期における密懐の再検討 : 『今昔物語』を中心として / 星野志津子 [執筆]
  • 明治啓蒙期の妾論議と廃妾の実現 / 小山静子 [執筆]
  • 汝、姦淫するなかれ : キリシタン文献にみる男と女 / 倉地克直 [執筆]
  • 赤子養育仕法について / 谷田部真理子 [執筆]
  • 生殖の自由と産児調節運動 : 平塚らいてうと山本宣治 / 石崎昇子 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

性や身体に関する言説は、歴史の分野以外では今やトレンドの観がある。しかし、子供を生む、男性の欲望の対象となる、という二点で、社会的政治的に管理され操作されてきた女性の性の歴史と向き合わない限り、現代の混沌の根源に踏み入ることはできない。本書には、日本での売春の成立と展開、出産の奨励と制限などをテーマとする論考を収録した。

目次

  • 1 買売春の発生と変容(中世前期における遊女・傀儡子の『家』と長者;近世の熊野比丘尼—勧進と売色 ほか)
  • 2 政治支配のセクシャリティ(五節舞姫の成立と変容—王権と性をめぐって;斎宮の変貌—中世文芸の世界から ほか)
  • 3 身体への眼差し—避妊・堕胎・出産(汝、姦淫するなかれ—キリシタン文献にみる男と女;赤子養育仕法について ほか)

「BOOKデータベース」 より

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