書誌事項

一次愛と精神分析技法

マイケル・バリント [著] ; 森茂起, 枡矢和子, 中井久夫共訳

みすず書房, 1999.3

タイトル別名

Primary love and psycho‐analytic technique

タイトル読み

イチジアイ ト セイシン ブンセキ ギホウ

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注記

原著(new and enlarged ed. 1956)の翻訳

内容説明・目次

内容説明

ブダペストに生まれ育った本書の著者バリントは、その地に依拠しつつ、若き日に理論色の濃いベルリンの雰囲気に触れ、ナチスドイツを逃れてロンドンに亡命して、後半生を送った。恩師フェレンツィの考えと実践を継承・発展しながら、各都市の学派の「セクト主義」を排して活動してきた著者は、その対象関係論をはじめとして、フロイト以後の世代の最も重要な精神分析医になった。本書はその生涯の活動を刻印した主著であり「自我の初期発達段階、一次対象愛」「エロスとアフロディテ」「愛と憎しみについて」など欲動と対象関係をあつかった第1部と、「性格分析と新規蒔き直し」「精神分析治療の最終目標」「転移と逆転移」など技法の問題を論じた第2部、それに第3部・訓練の問題の全20章から成る。親と子、男と女、さらに同性の間で交感される愛と性と「やさしさ」について透徹した分析を加えたこの書を、専門家以外の読者にも提供したい。

目次

  • 第1部 欲動と対象関係(生物発生基本原則と性心理とには平行性がある;自我欲動のエロス成分についての二覚書;リビドーの前性器的編成の理論に対する批判的覚書 ほか)
  • 第2部 技法の問題(性格分析と新規蒔き直し;感情転移について;精神分析治療の最終目標 ほか)
  • 第3部 訓練の問題(精神分析家の訓練システムについて;精神分析訓練と教育分析)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA40684867
  • ISBN
    • 4622041111
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xi, 368, xxvp
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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