論争と「詭弁」 : レトリックのための弁明

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論争と「詭弁」 : レトリックのための弁明

香西秀信著

(丸善ライブラリー, 297)

丸善, 1999.7

Other Title

論争と詭弁 : レトリックのための弁明

Title Transcription

ロンソウ ト 「キベン」 : レトリック ノ タメ ノ ベンメイ

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Note

引用・参照文献: p181-185

Description and Table of Contents

Description

レトリックとは本来、危険で、狡猾で、邪悪な技術である。雇い主のためなら、たとえ「正しくない」ことでも「正しく」論証してしまいかねないような技術なのだ。この本は、現在あまりにも偽善的な評価によって正当性が認知されつつあるレトリックを、その居心地の悪い「陽のあたる場所」から救い出し、再びそれにふさわしい日陰者の位置に追いやろうというこころみである。

Table of Contents

  • 序 レトリックはその本性によって「詭弁」を志向する
  • 第1章 「自分を恋している者よりも恋していない者にこそ、むしろ身をまかせるべきである」—プラトン『パイドロス』におけるリュシアスの演説について
  • 第2章 「修辞学の教師たちは前代未聞の狂気にかられているのではないでしょうか」—古代ローマの修辞学校の訓練方法について
  • 第3章 「昂奮するな。質問し続けるがよい。そうすれば彼らは答弁することであろう」—フロイス、ロレンソと日乗上人との論争について
  • 第4章 「この桁外れの人物は本当に“実在”したのか」—リチャード・ウェイトリーの『ナポレオン・ボナパルトに関する歴史的疑義』について

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Details

  • NCID
    BA4227188X
  • ISBN
    • 4621052977
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    vii, 185p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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