「学び」の学校 : 自由と公共性を保障する学校・授業づくり
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書誌事項
「学び」の学校 : 自由と公共性を保障する学校・授業づくり
ミネルヴァ書房, 1999.9
- タイトル別名
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学びの学校 : 自由と公共性を保障する学校授業づくり
- タイトル読み
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マナビ ノ ガッコウ : ジユウ ト コウキョウセイ オ ホショウ スル ガッコウ ジュギョウズクリ
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内容説明・目次
内容説明
学校の位置が80年代後半から大きく変わってきた。戦後の学校は、国家による直接的支配からの部分的民主化を遂げた。しかし、権力的なあるいは実務主義的な管理主義と、戦後登場した能力主義との2つの統制原理によって、学校は浸食され続けた。これまで、この2つの統制原理をめぐって、学校制度や教育内容と教育方法が議論されてきたのである。しかし、今や、こうした対抗関係自体が、社会的変化の下で変貌を遂げている。それは、能力主義は多元的能力主義に、管理主義は規範主義的統制の様相を強めている。ここで規範主義的統制というのは、一定の秩序へと精神と身体を統合しようとする言説や行為をさしている。いずれも、かつての直截な統制ではなくソフトな顔つきをしているが、いつも強面を裏に潜ませており、閉塞観やストレスを生みだしている。本書は、こうした統制の現状を越えていく教育の営みを探ることが基本的な課題である。
目次
- 多線型学校の誕生
- 教育課程審議会答申の基本問題
- 多文化的共通教養論
- 授業の転換—共同する社会科をめぐって
- 相互主体関係における指導性
- 学びへの参加権—教科指導の関係論的転換
- 歴史の学力形成と「自分の知識」—中学校歴史学習の課題
- 支配される学びと表現する学び
- 学びにおける明晰な政治
- 教科内容研究の真理性と政治性への転回
- ディベート・発表学習・ワークショップ
- 総合学習の存在と教育課程づくり
「BOOKデータベース」 より